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2007年01月31日

無人コンビニエンスストアのビジネスモデルとは・・・・・

現在ヨーロッパを中心に年中無休24時間運営のthe automated convenience store(無人コンビニエンスストア)が成長している。アメリカ及び日本でもヨーロッパを参考に事業化を進める企業が出現している。この無人コンビニエンスストアというビジネスモデルは成功するであろうか。以下検討してみよう。
無人コンビニエンスストアを世界で初めて開発し市場導入したのはベルギーに本社を持つSHOP24である。SHOP24は現在ベルギー、ドイツなどヨーロッパ7ヶ国に160店舗、提携企業向けに400のフレーム店舗を展開している。そして、今後3年間で独立店として160から310店舗にする計画で進んでいる。標準店舗は面積11?、300アイテムの商品を販売、社員がいるコンビニエンスストア(店舗面積100?、2000アイテム)と自動販売機(1?、20アイテム)の間の小売業態として位置づけられる。店舗の種類は室内外用のmovable container-typedとbuilt-in modular shopの2タイプがある。扱い商品は人がいるコンビニエンスストアと同じ商品カテゴリー数(アイテム数は少ないが)である。ビジネス特徴は、店舗の売上高、在庫、現金保有高、温度管理などは本部から電子モニターで集中コントロールされる、店舗の販売作業等はロボットで全てなされる、フランチャイズ加盟店は2年以内に平均50店舗を持ち社員一人で4店を管理する、お客様の支払い方法はバンクカードか現金である、出店場所は病院、学校、駅、空港、小売店、など人がいる多種多様な場所である。売上高は店舗当り平均で12,000ユーロである。フランスではSHOP24と同じようなコンセプトのYATOOPARTOOという無人コンビニエンスストアがある。フランス国内に33店舗、スペインに2店舗を展開している。YATOOPARTOOのSHOP24と大きく違うところが2つある。一つはサービス商品があることである。インターネットが出来たり、電話をしたり、ラジオを聴いたりすることができるサービスがあることである。もう一つはスーパーより小さい業態のスーパーレット8aHuitと組んだ複合店舗を開発し駅中心に事業展開していることである。アメリカでは1996年にADTIという会社が将来型コンビニエンスストアと呼ばれるSHOP2000をペンシルベニアで開始した。SHOP2000は先走するSHOP24と比較して次のような特徴がある。店舗面積は160s.q.tとSHOP24より1.5倍ほど大きく余裕フロアスペースがある、購入も一回で10アイテム同時に買えその処理時間も早くなり4秒以内に処理される、コカコーラ12個入りなどのパック商品も品揃えに追加された、CHEESECAKE FACTORYやSBARROのような有名レストランブランドの商品が販売されている、WELCOMEというSHOP2000の専用カードもでき顧客囲い込みシステムを導入した、タッチスクリーンによって新商品情報、販促情報、最新ニュース、天気予報、スポーツ情報などを得ることができるようになった、ATMサービスも追加された、などである。SHOP2000は現在ペンシルベニア中心に6店あり今後の拡大を検討中である。日本でも1997年に、アミューズメント、コンビニエンス、アメニティを体感できる未来型のショップとしてロボショップスーパー24が東京錦糸町にオープンし現在7店舗ある。錦糸町店は店舗面積27坪、扱い商品が2000アイテムで普通のコンビ二とほとんど変わらない。違うのは無人であることである。欧米の無人コンビニエンスストアと違う大きな点は欧米版は普通のコンビ二と自動販売機の中間に位置づけられるがロボショップスーパー24は普通のコンビニの無人版であることと販売商品のメーカーに棚を貸すという棚貸し方式を導入したことである。
以上のように欧米及び日本で無人コンビニエンスストアは存在する。そして、ヨーロッパではその業態は消費者に受け入れられ出店数も増大しビジネス拡大が進んでいる、一方でアメリカと日本ではまだ実験段階の域にある。この違いは何故であろうか。アメリカや日本では人のいるコンビニがどこに行ってもある為人のいるコンビニに比べて魅力がないのであろうか。一方、ヨーロッパでは人のいる24時間コンビニは存在しない。これはヨーロッパでは店舗の営業時間に規制がある為である。無人コンビニエンスストアはこの規制は適用されず、消費者のコンビニエンスニーズに24時間対応する唯一の店舗となっている。その為、そのビジネスは大きく成長している。ヨーロッパでは今後とも無人コンビニエンスストアは拡大していくと考えられる。一方、アメリカと日本では今後拡大していくであろうか。人のいるコンビニが身近に多く存在するアメリカ・日本ではビジネス拡大には限界があると考えられる。人のコンビニが出店してもメリットがない場所に限定されるであろう。ホテルやモーテル内、大企業の会社内、スポーツジム内、大学構内、などに限定されるであろう。無人コンビニエンスストアのビジネスモデルはそのような限定場所に出店し、限界のある売上高において無人化とコンピューターを駆使した低運営コストにより利益を出し、出店数を増すことによる利益額拡大を目指すモデルとなろう。その市場は大きくはないがオンリーワンの企業或いは早期に大きなマーケットシェアを確保できれば魅力あるビジネスになろう。

  

Posted by 株式会社レイザス企業開発研究所 at 23:23Comments(1)・・・

2007年01月19日

昼寝サービスを提供するMETRO NAPSとは・・・・

METRO NAPSは自分のデスクでの中途半端な居眠りを避けて、短時間でリフレッシュするための睡眠を楽しめる心地よい環境を提供するユニークなビジネスである。METRO NAPSは2003年に創設され、カーネギーメロン大学で昼寝に関する研究とテストを実施し、その結果をもとに日中に人間を最も効果的に一番リフレッシュさせる昼寝の環境を科学的に探し出し、それをビジネスとして作り上げた。
一番最初の店舗をEMPIRE STATEビルの24階に2004年5月にオープンした。部屋は灰色的で薄暗く、飛行機のファーストクラスなみのベッドイスが8脚設置されている。ベッドイスは横に動き、頭がスツポリかぶる丸い天蓋がつけられている。お客様はまずチェックインをし、必要であればその時食事を注文する(サンドイッチ、寿司、サラダなどがあり、目が覚めたときに用意されている)、そしてそのベッドイスに横になり眠りに就く。20分が経過すると自動的にシグナルが始り自然に目覚めるようにセットされている。その後、ローションやレモンの香りのするタオル、ドリンクが提供され、身支度を整え気持ちよくオフィスに帰っていき元気に仕事をする。値段は一回が14USドル。割安の回数券、月や年ぎめの会員制(個人、法人)もある。
METRO NAPSはストレスの蓄積と戦っているマンハッタンのビジネスマンに好評になっている。ターゲットはビジネスマンにおいているものの、若い女性、老人などいろいろのお客様が来店する。ロッカーや化粧品なども備えられているためジムに行くような感覚で通う人で混み合いそうである。今後の展開として、マンハッタン以外のロケーション、オフィス、空港、美容院やジムなどへのリース展開などをめざし事業拡大を図る方向である。

  

Posted by 株式会社レイザス企業開発研究所 at 14:48Comments(0)・・・

2007年01月01日

世界初のミネラルウォーター専門店AQUA STOREとは・・

環境と健康への関心の高まりから世界的に水・飲料水、そしてミネラルウォーターへの関心が高まっている状況に注目し、飲料水と肉体の調和(benessere)の為の情報を集め、ミネラルウォーターへのトレンド創造・拡大とビジネスの構築を目的として、マルチメディアを活用した世界初のミネラルウォーター専門店AQUA STOREがローマに開店、内外の注目を集めている。
(br)このAQUASTOREは、世界的水ブームをにらんでイタリア内外のミネラルウォーターを輸入・販売しているVIVA Srlがローマ市termini駅内にオープンしたものである。店内は四方高さ2mのショーケースに入った世界からのいろいろの水で囲まれ、中央の四角のコーナーには推薦された水のデスプレイ、相談コーナー、レジがある。店内のデザイン、色調は水を意識したデザイン、ブルー色の雰囲気になっている。そして、2mのショーケースの上の壁に四方に埋め込まれたデスプレイが水に関する情報を流し続けている。
(br)AQUA STOREの店の機能は3つに分かれている。
(br)一つ目は、イタリア内外のセレクトされた約80種類のミネラルウォーターを展示販売する。イタリア、フランス、ドイツ、イギリスなどのヨーロッパものを中心として、USAのBorealis(氷山水)、ニュージーランドのVirginやKiwi、インドのHimalayan(ヒマラヤ水)などの銘柄も扱う。日本の水はセレクトされず、現在はない。サイズは0.5、1、1.5、2リットルの4種類で、家庭用には1.5リットル、携帯用に0.5リットルが主流である。値段は安く、0.5リットルで0.2ユーロと非常に安い。
(br)二つ目は、水とミネラルウォーター情報を一般消費者に提供する。その為に店内に消費者向けにマルチメディア機器を設置。「Touch Screen」と呼ばれる機器は店内で消費者が自由に簡単に操作して情報を得ることができるようになっている。「Touch Screen」は、水と生体との関係、一日の必要摂取量等の情報はもとより、一消費者自身の生活形態や食事形態など、簡単な質問に答えながら最終的にその消費者に合った最適なミネラルウォーターを提示してくれる。このソフトはボローニャ大学の水理学教授で、イタリア水資源協会会長、国際Water AcademyのメンバーであるA.Zanassi氏が開発したものである。
(br)三つ目は、店内にはAQUA STORE所属の専門家がおり、消費者の質問に細かく答え、アドバイスしている。また、水の分析テストも受け付けている。店の営業時間は朝8時から夜24時までオープンしている。売上高はシーズンにより高低はあるが平均で15,000ユーロレベルである。
(br)イタリアはミネラルウォーターのヨーロッパ最大の消費国であり、一人の年間消費量は155リットル、国としの年間消費額は3.3兆リラ(約30億ユーロ)と推定される。市場の増加率は微増である。出店場所については、鉄道の駅、空港を優先する。AQUA STOREの目的からすると当然で、外国人を含めあらゆる人間が集中する移動の要であり、誰の目にも入り、販売・情報提供に最も適している場所だからである。そのため、出店第一号店は古代ローマから歴史のあるローマ市の鉄道駅terminiになった。現在、ナポリ駅、ミラノ中央駅に開店しており、2003年までにベネチア、フィレンツェ、ボローニャに開店する予定である。それ以降もイタリア各地の主要鉄道駅や空港にフランチャイズ形式で開店する計画である。また、イタリアだけでなく国外への出店も計画中である。
(br)イタリアにはADAMという水のソムリエ協会があり、そこでは現在料理とミネラルウォーターの相関関係を見つけ出し、そのリストを作成中である。また、ワインと同様にミネラルウォーターのソムリエ育成コースの設立も進行中である。まさにミネラルウォーターはワインと同じ世界で捉えられようとしている。そして、AQUA STOREが開店したほぼ同時期にミラノではワインバーならぬミネラルウォーターバーが開店している。元々良水豊かな国であった日本でも近年水道水の味覚悪化からミネラルウォーターへの関心が高まりつつあり、またトレンド商品として国産や輸入物の水の消費が増大している。欧州でも最大のミネラルウォーターの先進国イタリアで誕生したこのAQUA STOREはその意味でこのトレンドを先取りした新しい流通の試みでないかと考えられる。そして、アジアの国々を含め世界的にも同じ傾向が出てきており、ミネラルウォーター関連ビジネスは今後大きく伸びていくことが予想され、グローバルビジネスになることは確実である。。  

Posted by 株式会社レイザス企業開発研究所 at 12:13Comments(0)・・・